IGF-Iの美肌効果

肌も毛髪も、皮膚です。

ですから、育毛を促進したり、髪の毛の質を良くするIGF-iは、肌にも良い効果があるはずです。

年をとった人の肌は、乾いて、かさかさして、まさに水分と皮脂が少なくなっていることが見てすぐにわかります。

IGF-Iは、皮膚の汗腺の機能を活発にし、汗という天然の保湿成分を増やすと同時に、皮脂腺の機能を高め、皮膚の立体構造を維持する上で重要な皮脂の分泌を増加させます。

加齢とともにIGF-Iの量は減ってゆき、成人になってからは、思春期の頃の半分以下に減少してしまいます。

肌の老化は、IGF-Iの低下によって進むと考えられます。

IGF-Iには、皮脂や汗の分泌を増やす以外にも、皮膚の血流量やコラ-ゲン量を増やすなどの皮膚のアンチエイジング作用があります。

事実、先天的にIGF-Iを作れない患者さんでは、皮膚が薄く、また、しわなどの加齢に伴うさまざまな皮膚の異常が、若いときから認められることが報告されています。

皮膚の汗腺(エックリン腺)は、きらきらした汗を作ります。

汗は、皮膚の保湿成分であるばかりか、皮膚の保温成分でもあるのです。

汗は、体温を一定に保つために重要であることはよく知られています。

しかし、これまでは、汗の体温を下げる作用のみが強調されてきました。

発汗には、体温が上がりすぎないようにする温熱性発汗、緊張したときに、手のひらや足の裏にべとべとした汗をかく精神性発汗、これに加えて、汗をかいていると意識しないときにも発汗している不感蒸泄があります。

不感蒸泄は、肌の保湿と保温に重要な発汗で、この仕組みによる皮膚への水分補給が、以下の理由により、肌のアンチエイジングや育毛に重要なのです。

水という物質は、大きな比熱を持っており、蒸発すれば大きな熱を皮膚から奪い、熱い環境では、体温を下げますが、逆に、体温が下がるような環境では、皮膚の水分は体温を維持する重要な作用を発揮すると考えられます。

電子レンジで温めた料理は、鍋で温めた料理より冷めやすいのですが、これは鍋で加熱したときよりも、電子線を当てて加熱する方が、料理からより多くの水を蒸発させてしまうからです。

一般に、知覚神経は、温度が高い方が刺激されやすくなります。

冬などで、寒く、乾燥しているときに肌が荒れやすいのは、肌の水不足で肌の温度が下がりやすく、そのため、知覚神経の働きが低下し、IGF-Iが作られにくくなり、皮脂も減少してくるためだと考えられます。

春先や秋口などの季節の変わり目に、毛が抜けやすくなるのは、気温も低く、また乾燥しており、毛根でIGF-Iが作られにくくなるためでしょう。

また、肌荒れが加齢とともにひどくなるのは、IGF-Iの産生が加齢により減少してゆき、皮膚の”発汗力”や”発脂力”が低下するためです。

すなわち肌のIGF-Iを増やせば、肌の血流量、コラーゲン量、そして皮脂を増やし、不感蒸泄を活発にして、保湿、および保温成分としての汗を増やすと考えられます。

これらの結果として肌のたるみやしわが改善し、その弾力性が増加するという美肌環境が作られることになります。

hage001

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ